加齢とともにコラーゲンを生み出す細胞の数が減少したり、その細胞のはたらき自体が衰えてきます。
また、紫外線や生活習慣等により体内のコラーゲンは日々分解され、1日のコラーゲン減少量はなんと1,200〜5,000mg。そのため、いかに減ってしまう分を補っていくのかが大切なのです。
タンパク質のひとつであるコラーゲンは、体内に存在するタンパク質の約3割を占めます。そのうち4割が肌、2割は骨や軟骨、残りが臓器や血管などの全身の組織を構成しています。
このように、からだの様々な部分を構成するコラーゲンだからこそ、減少していくとあちこちに影響が出てきます。
肌は「角層(かくそう)」「表皮(ひょうひ)」「真皮(しんぴ)」の層が重なってできていて、一番下にある真皮が肌全体を支えています。
コラーゲンは、肌の土台となる真皮の約70%を占めており、肌に欠かせない存在であり、見た目にも影響を及ぼします。
※1 コラーゲンとゼラチンの科学(建帛社)より一部改編、乾燥重量比 ※2 コラーゲン完全バイブル(幻冬舎)体積比 ※3 田中栄: グルコサミン研究
コラーゲンは食べ物から取り入れることも可能ですが、コラーゲン10,000mgを食べ物から摂取しようとすると、例えば、牛肉1,333g、鮭(皮無し)1,220g、イカ730gなど、膨大な量が必要になるのです。
出典: 野口ほか栄養学雑誌 Vol.70 No.2 120-128(2012)
通常のコラーゲンは、3個で1セットのアミノ酸が延々と連なった、長い鎖のようなもの。
それが三重の螺旋を形成することで、肌の表皮を支えるのです。
コラーゲンペプチドは、長い鎖のようなコラーゲンをさらに細かく分解したもの。
そのままのコラーゲンに比べて分子が小さいので、体内でそのまま吸収されやすいのです。
そのため、コラーゲンペプチドの摂取が一番効率良いと言えるでしょう。