信頼されるパートナーとして 富士フイルムだからできること

信頼されるパートナーとして 私たちができること

Episode2 開発2

R&D統括本部 医薬品・ヘルスケア研究所 化粧品開発担当
相見 牧子

創業以来、積み重ねてきた知見・技術で、
新発想の化粧品を生み出します。

富士フイルムの化粧品開発の特徴。
それは創業以来培ってきた、製剤開発以外の知見・技術も活かして、
独自性のあるアプローチの開発ができることです。

たとえば大人のニキビケア化粧品「ルナメアAC」化粧水の開発では、大人のニキビ発生メカニズムの科学的解明のために、化粧品開発以外の技術も不可欠と考えました。

たとえば顔認識システム。

もともとデジタルカメラ分野で培われた技術ですが、これを応用して、大人のニキビが発生している場所の可視化を実現しました。化粧品開発のためにモニターさんの経験談を収集するのは今までも行ってきましたが、私たちは定量データの収集も行うことで、より正確に、大人のニキビの発生しやすい場所を特定することができたのです。また内視鏡の技術を応用して開発した独自の「3D-OCT肌測定器」と「画像解析技術」により、大人のニキビの内部構造を立体的に解析しました。

これらの調査から、大人のニキビの原因の1つとして、従来考えていたホルモンバランスの乱れ等に起因する皮脂の過剰分泌だけではなく、『肌の部分乾燥』が原因であることが解明できたのです。「ルナメアAC」の特徴は、保湿機能を重視していることです。保湿機能を重視したニキビケア化粧品は私たちの間でも初めての試みでしたが、大人のニキビ発生のメカニズムを科学的に解明することで新しいアプローチのニキビケアを誕生させることができました。

富士フイルムには、化粧品に活用できる可能性を秘めた知見・技術がまだまだ豊富にあると考えます。これらを有効的に組み合わせることで、富士フイルムだからこそできる独自の化粧品を開発していきたいと思います。

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