ヘルスケアNEWS

「生活習慣病」は自覚症状が少ない
「サイレントキラー」
「体重が減っている」のに
糖尿病の可能性が?!

「生活習慣病」とは、厚生労働省によると食事や運動、休養、喫煙、飲酒などの生活習慣が発症の要因となる疾患の総称。具体的な範囲や定義ははっきりと定められているわけではありませんが、一般的にがん、心臓病、脳卒中、糖尿病は「生活習慣病」と考えられています。

最近では動脈硬化、骨粗鬆症、フレイル(高齢期に起こる全身の衰え)など「加齢」によって起きる病気も運動不足や栄養の偏りが原因の「生活習慣病」として考えられるようになるなど、「生活習慣病」に認定される病気は増加傾向にあります。暴飲暴食、運動不足で「肥満」になることで発症しやすくなると考えらえているため、今までは40代以降の男性に多い病気と言われていましたが、近年、患者層にも変化が!とくに新型コロナウイルスの感染拡大で外出を控えるなど、運動不足になることで若い方、とくに女性で「生活習慣病」になる方が増えているそう。乳がん、子宮頸がんなど女性特有のがんも生活習慣の乱れで発症リスクが高まるので注意が必要です。

「生活習慣病」の主な特徴は発病当初は自覚症状がほとんどないこと。症状が出た時はかなり進行しているケースが多く、「早期発見が難しい病気」とされています。認知度が高い割に知られていないことが多いので、「早期対策」「予防」が難しく、悪化させてしまう方が増えているようです。

そこで、まず気を付けてほしいのが「糖尿病」。「生活習慣病」の代表格の1つですよね。
「健康的と言えない生活習慣」が原因で起こる「Ⅱ型糖尿病」は男女問わず、幅広い年代の方が発症すると言われています。また「糖尿病腎症」や失明の恐れがある「糖尿病網膜症」、悪化すると手足が壊死することがある「糖尿病神経障害脳梗塞」など三大合併症を併発する可能性が!
さらに脳梗塞や心筋梗塞、がん、アルツハイマーになるリスクも高くなるとのこと。そこで今回は「糖尿病」についての基礎知識と早期発見を助けるセルフチェックをご紹介。

「糖尿病」は、すい臓から分泌されるインスリンというホルモン量の不足などが原因で慢性的に「高血糖」の状態が続く病気。日本では成人の4~5人に1人が糖尿病予備軍と言われていますが、自覚症状がないまま進行するため、以下のチェックにあてはまる方は注意を!

1.20代の頃より体重が10キロ以上増えた、
お腹周りが出ている
2.健康診断で血糖値が高めだった
3.最近、いつもだるい、疲れやすい
4.喉が渇くことが多い
5.目がかすみやすくなった
6.食事、運動習慣に変化がないのに体重が減った

1つでもあてはまれば「糖尿病」というわけではありませんが、3つ以上あてはまる方は注意が必要!とくに3~6が2つ以上あてはまる方で体調が気になる方は医師の診断を受けると良いでしょう。
また「体重」の変化には要注意!「肥満」が原因の1つであるので「体重の増加」はNGですが、病気の進行でインスリン不足が続くと、体に必要な糖などを取り込むことができなくなるため、エネルギーを脂肪や筋肉を分解して補うようになります。食事も運動習慣も全く変えていないのに「体重が減る」のは、インスリン不足の可能性があるので気をつけましょう。

■食生活の改善は予防・対策に最も効果的!手軽にできるサプリメントの活用も◎

「糖尿病」の他、生活習慣病にならない、悪化させないための対策法「一無、二少、三多」をご紹介。

一無(いちむ)「無煙・禁煙」へ
タバコに含まれるニコチンは糖や脂質の代謝に異常を引き起こし、「糖尿病」など生活習慣病の原因に!タールにも発がん性物質が含まれているため、喫煙習慣のある方は少しづつ本数を減らす、周囲に喫煙者がいる方は禁煙を勧め、協力するなど皆で「無煙」を目指しましょう。

二少(にしょう)「少食・少酒」へ
1日3食、バランス良くを目標に。量は常に「腹七~八分目」で。とくに「3つの白」と呼ばれる白米・パン、塩、砂糖の摂り過ぎには注意を。また「お酒」も飲み過ぎは「生活習慣病」の発症リスクを高めるので、できるだけ控えめが◎。お酒を飲まない休肝日を作ることも効果的!

三多(さんた)「多動・多休・多接」へ
体を多く動かし、しっかりと休養をとり、多くの人、事、物に接する生活を心がけましょう。
運動は毎日20分のウォーキングを2回、体操・筋力トレーニングを各10分が理想と言われていますが、今自分の生活でできることから始めればOK!通勤や買い物の際、姿勢良く歩幅を大きくして歩く、できるだけ階段を使うでも◎。「体を動かす」ことを意識することが大切です。

「生活習慣病」予防には何より「食生活」の改善が望ましいのですが、生活リズムや食習慣の変化で簡単に実践できないのが実情。そこで注目されているのが、「糖尿病」だけでなく、「肥満」や「メタボリックシンドローム」「高血圧」にも効果が期待できる「糖質が少ない」食材。
主なものに鶏肉もも肉や魚類全般、ほうれん草、キノコ類などが「低糖質」と言われていますが、なかでも豚ヒレ肉はカロリーも低めで、「健康な体」に欠かせないたんぱく質もしっかり摂取できるため、おすすめ!もっと手軽にという方は「サラシア由来サラシノール」配合のサプリメントを活用しましょう。食べてしまった糖の吸収をカットするだけでなく、食後血糖値もゆるやかにしてくれます。体重の減少や血圧、中性脂肪にも改善効果が期待できると言われているので、多忙な方、食事をしっかり楽しみながら予防したいという方にぴったりです。

さて、ここでクエスチョン!

生活様式の変化に加え、長引くコロナ生活で患者が急増していると言われる「生活習慣病」。「生活習慣病」について述べたもので正しいものはどちらでしょうか?

〈1〉生活習慣病は子供は発症することはない
〈2〉生活習慣病は子供でも発症する

「生活習慣病」は飲酒や喫煙、暴飲暴食が原因の1つであるため、「大人」だけがかかると考えられ「成人病」と呼ばれていました。
けれども、最近では子供でも発症することが増え、問題に!肥満が原因と言われるメタボリックシンドロームや脂質異常症、Ⅱ型糖尿病などにかかることが多く、「小児生活習慣病」と呼ばれることも。

「小児生活習慣病」は成人と同様、偏った食生活や運動・睡眠不足が原因と言われていますが、同居する成人(両親など)の生活習慣が子供に影響を与えていると考えられています。
「小児生活習慣病」は発症が早い分、成人になってから重篤な合併症を引き起こすケースが多いため、同居する大人たちが健康的なライフスタイルを送れるよう積極的にサポートしていくことが大切です。

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