ヘルスケアNEWS

「夏冷え」は‘セルフチェック’でいち早く気付くことが大切!
食生活、衣服、生活習慣の工夫でとにかく「内臓を冷やさない」

暑さが本格化する夏はどうしても「暑さ」や「熱中症」対策ばかりに目がいきがちですが、実は「冷え」による体調不良も急増します。

夏バテも「暑さ」のせいと思いがちですが、長期間続く疲労感は冷えが原因のことも!とくに、慢性的な頭痛、肩コリや不眠などは「夏冷え」によることが多いので夏であっても「冷え」対策は重要です。

「夏冷え」の多くは内臓の冷えによるもの。エアコンなど外気の冷えだけでなく、冷たい飲み物や食べ物を大量に摂ることで胃や腸などの内臓まで冷やしてしまうと言われています。

また、胃腸だけでなく、とくに女性の場合は膀胱や子宮などを冷やすことが多く、適切な対応をとらないと膀胱炎、生理不順になる恐れも!
腸を冷やすと自律神経も乱れてしまうので、夏バテや不眠、慢性的な頭痛などを引き起こす為、夏であっても極端な薄着は避け、お腹だけは温めるなど「内臓」を冷やさないことが大切です。

夏でも入浴するなど「体の中から温める」ことが◎!
毎日10分のウォーキングも効果的

外が暑いせいか?「夏冷え」は気づきにくいですが、実は簡単にチェックすることができます!

①肌がカサカサしている
②手足は冷えているが首から上がほてった感じがする
③下腹部に触れると冷えている
④首や肩、背中にコリやハリがある

夏でもこれらの症状がある人は要注意!
「夏冷え」のリスクがあるので「冷やさない」体作りを始めましょう。

具体的には、
①水分補給はできるだけ常温で
②夏でもシャワーではなく、入浴をする
③首、手首、足首の3つの「くび」を冷さないようにする
④夕方くらいに10分程度ウォーキングをする
などを実践すると◎。

まず①。夏場はキンキンに冷えたビール…といきたいところですが、飲み過ぎてしまうと体を冷やす恐れが。とはいえ、夏の楽しみでもあるので、普段、水分補給で摂る飲み物などを「常温」にするようにしましょう。夏は暑いから、ぬるいものは飲みたくない!という方は毎日の食事にスープや味噌汁など、温かい「汁物」を取りいれると◎。食事から「冷やさない」配慮をすると良いでしょう。

②③は「体を直接温める方法」。
入浴もただ入ればいいというわけではありません。温めると聞くと熱いお風呂で…と思いがちですが、夏場は40度以上の温度ではなく、38度くらいのややぬるめの温度で体の芯までじっくり温める方が湯冷めがしにくく体に良いと言われています。

③の「くび」を冷やさないについては「3つのくび」の周りには体を温めるツボが多い為、長袖の服や靴下、ストールなど、服装などで工夫をするとGOOD。とくにエアコンのきいた場所では冷やさないことが大切です。

④のウォーキングですが、歩くことで自然と自律神経が整っていくので不調の改善に効果が。さらに「第二の心臓」と呼ばれる「ふくらはぎ」を動かすことで血流改善にも!
また、腕を大きくふると肩甲骨周りがほぐれるので肩コリなどの緩和も期待できます。
こちらもただ歩くだけでなく、
・ひじを曲げず、腕をピンッと伸ばして大きめにふる
・歩幅を普段より大きくしてゆっくりめに歩く
ことを心がけましょう。
荷物などは持たない方が良いですが、荷物がある場合は肩にかけるなど、しっかり腕を動かせるようにすることがポイント!
歩く時間帯は体への負担も少ない夕方が望ましいので、通勤帰りなどに実践するのもおすすめです。

キノコやL-カルニチンが豊富な羊肉で
冷え対策&代謝を促進!サプリの活用も!

「冷え対策」には体の中から「温める」ことが重要ですが、食生活からも工夫をするとGOOD!腸が弱ると自律神経まで乱れ、さらに色々な不調が出てくる為、まずは「腸を整える」ことが大切。
整腸作用がある食材は色々ありますが、とくにキノコは食物繊維が豊富なので、冷えによる便秘解消などにも効果的。

夏は1年で最も代謝が下がるシーズン。
代謝の低下によって体が冷えやすくなるので、体を燃やすL-カルニチンが豊富な牛肉や羊肉、カプサイシンが多く含まれているキムチなどを食べると良いでしょう。
しかし、肉類や刺激の強い食材は食欲がないという方やすでに胃腸などが弱っている方にはかえって負担をかけてしまうことも…。そういった方には整腸作用のあるサラシアや代謝向上効果のあるL-カルニチンなどが入ったサプリメントなどを活用するのもおすすめ!サプリメントだと体の中からのケアが習慣化しやすいので、忙しくても「冷えにくい体作り」を実践できます。

さて、ここでクエスチョン!

最近、女性だけでなく男性の間でも問題になっている「夏冷え」。
体が冷えるとなりやすい夏特有のトラブルはどちらでしょうか?

〈1〉熱中症
〈2〉食中毒

正解は…

体が冷えているから熱中症のリスクが低いのでは?と思いがちですが、実は夏冷えの人は熱中症になるリスクが格段に高いと言われています。その理由は体の内部までが冷えているので、暑さを感じにくくなるから。
また体が冷えることで腸内環境が弱り、自律神経が乱れると体温調節もうまくいかなくなるので、熱中症になりやすくなると考えられています。
さらに、冷えを気にしている方は極端にエアコンを避けたり、気温が上がっても薄着になるのを控える傾向にあることも熱中症増加の原因と言われています。冷やし過ぎるのも禁物ですが、過剰に冷やさないのも熱中症リスクを高めてしまうので、エアコンの効いた部屋では首、手首、足首を冷やさないなど、適度な対策を取るのが◎です。

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