![開発者に聞く[サプリメントに込めた想い] 技術進化は「お応えしたい」想いの先に](https://h-jp.fujifilm.com/on/demandware.static/-/Sites-FujifilmHealthCareJp-Library/ja_JP/dw8e0013b6/contents01/supplement/irodoriweb/images/2412/foryou/ttl_development1.png)
新たにお目見えしたサプリメント「ヒザテクト」と「メタバリア」。次なる技術に取り組む原動力は「お客様のご要望にお応えしたいという想い」だと語ります。それぞれの開発担当者に、チャレンジの足跡と商品に込めた想いを尋ねました。


「飲みやすさ」を考えると
どうしても「錠剤」にしたかった
角田 私が担当したヒザテクトは、開発当初から飲みやすさを重視し、原料の粉末を飲みやすく加工した「錠剤」で作ることにこだわりました。
小田 過去に形状別の飲み比べ試験を行った際、形状によっては喉にはりついて飲みにくいものもありました。錠剤化は技術的な苦労も増えますが、サプリメントは毎日続けていただくことが大切なので、どのようにしたら少しでも飲みやすくなるかを常に考えて商品開発を行っています。
角田 ヒザテクトは「ボスウェリアセラータ」という原料を採用しているのですが、この成分は錠剤になりにくい性質がありました。錠剤化させるための原材料を増やせば解決するものの、お飲みいただく量が増えてしまいます。大きい錠剤を1日に何粒も飲むことはお客様のご負担になると思いました。
また錠剤化させるための原材料をどれにするか検討する中で、 ボスウェリアセラータとの相性により粒の色味が悪くなるものもありました。何年も試行錯誤と評価試験を重ね、見た目が良く飲みやすい、なるべく少ない粒数での錠剤化に成功。処方を特許出願しました。
小田 メタバリア開発時も大変苦労したんです。最初に、効果を高めることを目的として、原料であるサラシアの「高濃度化」をめざしました。途中、高濃度化したサラシアは水を吸いやすいという課題に直面したものの、当社独自技術を活用して高濃度化・安定化に成功し、特許出願に至りました。
また実際の商品開発にあたっては、高濃度化したサラシアほか、各成分の配合を数パーセント刻みで変更しつつ、自分で打錠しながら何度も検討。ようやく発売にこぎつけることができました。
この技術が最新のメタバリアにも受け継がれ、糖の吸収を抑える作用(※)はそのままに、さらに機能を追加して皆様のお手元にお届けしています。
※サラシノールによる研究レビュー
ご要望に応える取り組みが
次の特許技術を生む
小田 新技術や研究のヒントは、学会や展示会、同僚やお客様など、いろいろな方と話す中から見つけますね。当社は企画部門と、開発・学術担当者の距離がとても近いんです。実際に席も隣同士で、よく情報交換をしています。
角田 最初から特許取得をめざして技術開発しているわけではないんです。試作品の分析データを精査したりお客様のご要望になんとか応えようとする過程で、特許につながる技術になったこともたくさんあります。
小田 想像を超えるものができることがあるんです。開発データを改めて見たら、これってすごいね、特許取得できる技術なんじゃない? って。生みの過程は毎回辛いのですが、お客様の笑顔を思い浮かべながら絶対の自信をもって世に出した商品ですから、自分にとってはかわいい子どものような存在なんです(笑)。
商品の詳しい情報はこちらでご覧いただけます。
※別ウィンドウで開きます。