ビューティー&ヘルスケア特集Vol.20 日焼け止めの正しい使い方〜その使い方NGかも!?〜ビューティー&ヘルスケア特集Vol.20 日焼け止めの正しい使い方〜その使い方NGかも!?〜

間違っている使い方はどれ?

誰もが日々何気なく使っている日焼け止めですが、もしかしたら間違っているかもしれない…!?そこで、やってしまいがちなUVケアについて、○×式のクイズアンケートをおこないました。

結果は圧倒的多数で「すべて間違っている」に票が集まりました。正解は、その通りでどれも「間違った使い方」です。なぜ間違いなのか、理由をひとつずつ解説しながら正しい日焼け止めの使い方をご紹介していきます。

“日焼け止めの塗り方”間違っているのはどれ?本音をリサーチ「みんなでChoice」
                                      2019年2月実施(回答人数:940名) “日焼け止めの塗り方”間違っているのはどれ?本音をリサーチ「みんなでChoice」
                                      2019年2月実施(回答人数:940名)

日焼け止めは「いつ」塗るのがベスト?

「外出直前に塗る」は一見すると正解のように思えますが、紫外線ケアという視点で考えると間違いです。なぜなら屋内にいても塗る必要があるからです。

燦々と日差しが降り注ぐ屋外では、理屈抜きに紫外線を感じ日焼け止めの必要性を感じます。逆に壁などで守られている屋内は直射日光が少ない分、日焼け止めの必要性を感じにくいですが、それが落とし穴です。
紫外線の中には、波長が長くやっかいな紫外線「UVA-Ⅰ」が存在します。この「UVA-Ⅰ」は、部屋の中にいても窓ガラスから侵入してきます。
「いつのまにか日焼け」をしないためには、特に出かける用事がなくすっぴんで過ごしたい日でも、日焼け止めだけは欠かさないようにしましょう。

そして「雨の日は塗らない」も間違いです。
紫外線の量に違いはあっても、1年中降り注いでいるため、もちろん冬でも、曇りの日でも、雨の日でも塗りたいものです。朝のスキンケアの流れで塗る習慣をつけることをおすすめします。日焼け止めは「毎朝。スキンケアの後、メイクの前に塗る」が正解です。

「どのくらい」の量と頻度で塗るべき?

日焼け止めは商品ごとに決められた最適な使用量があります。少量を薄く伸ばすのは、日焼け止めの十分な効果を得られません。逆に、必要以上にたくさん塗りすぎると肌に余計な負荷がかかることもあります。
それぞれの商品に表示された使用量を守ることは、環境省『紫外線環境保護マニュアル』にも記載されています。(アスタリフトの場合、商品の裏もしくは箱に「1円玉大」「やや大きめのパール粒大」など、使用量の目安が表示されています。)

日焼け止めを塗り直す頻度は「2~3時間ごと」が理想的です。
SPF(UVBを防ぐ力)やPA(UVAを防ぐ力)の値は効果の高さを表すもので、効果の持続時間ではありません。また、重ね塗りをしても効果の高さが足し算されて強力になることもありません。どんな日焼け止めでも数時間ごとの塗り直しが効果的です。こまめに塗り直し、日焼け止めがヴェールのように肌を覆い紫外線をもれなく跳ね返せる状態を保つことが大切です。

老化による目元の変化

老化による目元の変化

「どんなふう」に塗るのが正解?

顔の日焼け止めの塗り方について、正しい手順を詳しくご紹介します。
メイクをされる場合は、化粧下地も兼ねている日焼け止めを使うのがおすすめです。

はじめに、やってしまいがちな間違いとして「手のひらですり合わせてから伸ばす」はNGです。おでこ、鼻、両頬、あごに日焼け止めを「ポイント置き」してからはじめましょう。

1.顔の中心から外側へムラなく伸ばします

スキンケアの後、日焼け止めを適量、顔にポイント置きします。顔の中心から外側に向かって、やさしくムラなく丁寧に少しずつ引き伸ばし、顔全体になじませます。シワがある場所はシワを伸ばしながら塗り残しのないように。忘れがちなまぶたは、やさしくなじませるように塗るとよいでしょう。

1.顔の中心から外側へムラなく伸ばします

スキンケアの後、日焼け止めを適量、顔にポイント置きします。顔の中心から外側に向かって、やさしくムラなく丁寧に少しずつ引き伸ばし、顔全体になじませます。シワがある場所はシワを伸ばしながら塗り残しのないように。忘れがちなまぶたは、やさしくなじませるように塗るとよいでしょう。

2.ハンドプレスで肌になじませます

手のひらで顔を包むようにハンドプレスして、肌にしっかりとなじませます。

2.ハンドプレスで肌になじませます

手のひらで顔を包むようにハンドプレスして、肌にしっかりとなじませます。

3.日差しを受けやすい部分は重ね塗りを

おでこ、鼻、頬骨など、日差しを受けやすい顔の高い部分には、重ね塗りをしておきましょう。

3.日差しを受けやすい部分は重ね塗りを

おでこ、鼻、頬骨など、日差しを受けやすい顔の高い部分には、重ね塗りをしておきましょう。

首、デコルテ、あご下、耳の裏も忘れずに

最後に、首、デコルテ、うなじ、あごの下、耳の裏にも日焼け止めを。あごの下や耳の裏は忘れがちですが、地面や建物からの照り返しを受けて日焼けしやすい部分です。また、ショートカットの人や髪を結ぶ人は、うなじや耳の裏にも直射日光が当たるためムラなく塗りましょう。

首、デコルテ、あご下、耳の裏も忘れずに

最後に、首、デコルテ、うなじ、あごの下、耳の裏にも日焼け止めを。あごの下や耳の裏は忘れがちですが、地面や建物からの照り返しを受けて日焼けしやすい部分です。また、ショートカットの人や髪を結ぶ人は、うなじや耳の裏にも直射日光が当たるためムラなく塗りましょう。

「毎朝。スキンケアの後、メイクの前」のUVケアを、ぜひ習慣にしてください。

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